あかねがスプリングスティーンが好きな理由(4) [インサイドストーリー]
が、あるとき、ベテランの役者さんに、その説明をすると
「そんなこと、シナリオに全然書かれてないだろ〜!」
と言われた。確かに、その役は特に何も書かれていない。
でも、それを理解してもらうと、それぞれのシーンでなぜ悩むか?
なぜ、仲裁するか?全ての理由が分かるのだ。
最初は文句をいっていたベテラン俳優さんだが、最後にこういった。
「でも、その話を聞いてよかった。その線でいろいろと考えてみるよ!」
そうして、撮影時には素晴らしい芝居を見せてくれた。
今回も同じように、
あかね役の平沢いずみさん。健二役のいしだ壱成さんには
彼等が演じる役の人生を説明した。
2人とももの凄く優秀で出来る俳優なので、それだけで全てを理解。
撮影中に僕が注意することは一度もなかった。
というより、あかねと健二そのものだった。
彼等、彼女らの言葉。動きは全てあかねであり、健二であり
何をしても、その人なのだ。
監督が注意して「****してほしい」という方が間違っている。
そんなあかねと健二の過去を見つめるとき
あかねがスプリングスティーンが好きな謎も、解けるのである。
(つづく)