シナリオ取材(2)机の上で考えた台詞? 「朝日のあたる家」
2012年 6月
もちろん、取材せずともパターンで家族の会話は書ける。
例えば、子供の成績の話。
妻 ”お父さん。この間**子の三者面談に行ったんだけど
この成績じゃ**大学は無理です。とハッキリ言われちゃって・・”
とか、いかにも高校生の娘がいる家族の会話ぽいのは書ける。
おまけに、その台詞によって、娘の成績が悪いこと
**大学を志望していること。母が大学進学を望んでいること
等も説明できてしまう。
また、このような会話は日本であれば、どこの家族でもしているだろう。
でも、それでは伝わるものが少ない。
もし、昭和40年代であれば、こういうのもあり。
娘。”お父さん。隣の山田さん。ピアノ買ったんだって!”
妻”お父さん。今朝の新聞で一戸建ての広告が出てたんですよ”
当時、家庭では競うようにピアノ買ったり
アパートを出て、一戸建ての家を建てる家族が多くいたからだ。
それによって時世を反映。
どこにでもいる家族。という設定を伝えることができた。
サザエさんが「カツオ。勉強しなさい!」
というのも、そんなパターンのひとつ。
でも、それだけではない。そこに家族がいる。
家族の歴史がある。そんなことを感じる会話がほしかった。
が、それを創作すると、やはり伝わらないのだ。
(つづく)
関連記事