皆さんで太田隆文監督の映画「朝日のあたる家」を応援しましょう。

2014年01月20日

「朝日のあたる家」監督は今こんな状態 in 2014年1月 [映画監督のお仕事]





 おはようございます。御陰さまで先のトラブルは解決。ようやく本来の仕事ができるようになりました。ご迷惑をかけた方本当に申し訳ありませんでした。

 で、今回の反省。昨年でほぼ上映終了予定だった「朝日のあたる家」の映画館公開が、大好評につき年末からまた上映劇場が増えるという事態になっている。そのため、頼まれたいくつかの件ができなくなるという事態が勃発。

 でも、約束は約束。やらねばならず。大変なことになった。その反省から何か頼まれごとをしたとき「無理すれば出来るかな〜」と思っても、お断りした方がいい場合もあることを学習した。

 というのは、昨年より本当にたくさんの頼まれごとや依頼を受けている。「シンポジュームに来てください」「シナリオを送ったので読んでください」「***という本を送りました」「感想を聞かせてください」「***イベントに来てください」「***活動に署名してください」「寄付をください」「映画のサンプルDVDを送ってください」「***の質問に答えてください」「***でスピーチをしてください」等。

 こららに全て応えると「朝日の」の宣伝活動ができないだけでなく。他のことまで全くできなくなるくらいの量だ。仕事として講演会をときどきさせてもらうが、それら依頼内容を詳しく訊くと「(自分で交通費を払い)**市まで来てもらい、30分の話をしてください。経済的に苦しいのでお礼はできません」というものが多い。

 だが、映画監督というのは本当にきびしい仕事で、食って行けるのは業界でも5人くらい。皆、副業をせねば食べていけない業種。

 一般の方はハリウッド監督のように、映画監督は金持ちと思っている人もいるが、現実は映画スタッフの方がまっとーな生活でき、映画監督の方が借金だらけで貧しいということが多い。

 今回の「朝日」宣伝ツアーで日本中を飛び回っているが、ギャラは一切もらっていない。それが映画界の慣習。舞台挨拶は監督の責任という考え方だ。そして監督自身も自分が出席することで、1人でも多くの人が映画館に来てくれると嬉しいので無理しても出る。

 そして本来宣伝は配給会社の担当なのだが、すでに宣伝費は尽きているので、スタッフを雇い続けることができない。なので、僕がボランティアスタッフとして参加。各地を訪ね宣伝活動。郵送代を節約するために、チラシやポスターを届ける。というのが現状。

 北海道、九州、山梨、愛知県と、さらに決まった「朝日」の劇場公開の宣伝も続けねばならない。このところも電話に出ることもできないほど、やること山積み。

 そこに「この本を読んでください」「****に賛同して署名をお願いします」「****へ(自腹で)来てスピーチしてください」という依頼が来てもとても対応できない。丁寧に返事を書くと、それで1日が終わってしまい、やるべきことが先のばし。また「やることリスト」の項目が増え、休養が取れない状態が続く。

 まして、まだ受け付けていない「自主上映をしたい。*月*日にお願いします。できたら、監督も会場に来てほしいです」と連絡を頂いても、本当にお返事する余裕もない。「朝日」を見たいといってくれるのは嬉しいが、映画館上映が終わらない限り、自主上映の受付はしない。

 何度もお知らせしても、その種の連絡がくる。映画を見たい!と思ってくれるなら、せめて、このブログを読んでほしい。少しさかのぼれば、詳しく説明してあるページがある。それも読まずに依頼されても、不安になってしまう。

 というのが現状だ。なので、「お友達」申請をしてくれた方々にも、ご挨拶を返す余裕がなく、何かの依頼を頂いても、お返事することもできなず、申し訳ない。でも、今、一番大事なのは、あと一息「朝日のあたる家」を映画館で見てもらうこと。

 そして今年は海外でも見てもらうこと。すでにロンドン、ニューヨーク、オーストラリア、アリゾナ、パリから問い合わせがあり、対応中。シンガポールでは近日中に上映。韓国、台湾の映画サイトでも取り上げられたし。今年は世界の人に観てもらいたい。

 どこかの首相が「汚染水はコントロールされている」といっていたが、原発事故の現実がどういうものであるか?映画を通じて世界に伝えたいのだ。いろんな依頼、リクエストを頂くのは本当に嬉しいことだが、現在はそんな状態。ご理解頂けるとありがたい。




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