皆さんで太田隆文監督の映画「朝日のあたる家」を応援しましょう。

2014年03月18日

映画監督業はブラック企業の社員を越える?!「朝日のあたる家」



 いくら作業しても終わりが見えず。時間が足りない。というより、1人で何人分もの作業をするから時間が足りないのだが、、、、、本来、監督業というのは、映画を作る仕事であり、完成し、キャンペーンをすれば終了。 なのだが、こうなった理由は、今回の”朝日のあたる家”で僕は7人分の仕事をしているからだ。

 監督、脚本、プロデュサー、編集、製作部、宣伝部、等を兼ねている。低予算で映画を作るために人員を減らし、1人でそれらを担当することでまず人件費を減らした。いくつかのパートのギャラはもらっていない。そして製作会社が参加しないことで、小さな会社がやるべきことを、すべて僕1人やっているのが理由だ。

 なぜ、製作会社を入れなかったか? 原発題材の映画というと、どこも嫌がったこと。もし、引き受けてくれるところがあっても、あれこれ口を出してくること。そして、口出す人たちのほとんどが、当て外れな意見を出し、ただただ足を引っ張られることになること。毎回、そんな人たちと戦うことで時間と労力を取られてしまう。

 同時に、製作会社というのは製作費から取る手数料が収入なので、小さな映画であってもより多くの手数料を取ろうとする。低予算で多くの手数料を抜かれたら映画製作自体がより困難になる。それでも会社はウソをついてでも手数料を多く取ろうとする。さらに、経費をごまかし懐にいれる。これまでも信頼した製作会社に何度も裏切られたこともあり、百害あって一利なし。会社に頼まず製作したのだ。

 それと、映画というのはヒットしたくらいでは、大きな儲けは出ない。収入の多くは映画館がとってしまうからだ。(だから、製作会社は製作費から少しでも多くの手数料を取ろうとする)宣伝費は全てこちら。舞台挨拶に行ってもギャラも交通費もでない。さらに配給会社も歩合を取る。そのあとに製作側に入る収入は、本当に僅か。映画の世界はそんな?な習慣になっている。

 だから、低予算映画は本当に大変。ブラック企業で働くように、長時間、低賃金で仕事をする。特に監督業はブラックを越える。1日の日給が100円という計算になることも頻繁にある。それでも原発題材の作品はテレビ界ではまだまだ作ることはできない。”朝日”は映画だからこそ完成させることができた。

 そして映画館だから公開することができたし、多くの人に作品を見てもらえることができた。まだ、あと2館で公開されるし、もう少し、がんばろう!現在は膨大な領収書と格闘中。 




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Posted by 見廻りくま at 19:34│Comments(0)監督情報
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