2014年12月08日
「朝日のあたる家」子供たちのためにも、親がバカではいけない?(プロローグ)知らないとエラいことになる

僕の映画のテーマは当初「子供たちに伝える大切なこと」。なので、子供たちの気持ちを知るべく、よく取材。中学生や高校生からも話を聞いた。教育関係者も取材した。世間ではよく「今時の若者は...」なんていうけど、彼ら彼女らと話すと、凄く真剣にものごとを考えていた。
むしろ問題なのは親。親がバカだから子供たちが悩み苦しんでいることが分かって来た。それからテーマは「親子に伝える大切なこと」になった。親の考え方が狭く、世間に振り回されているので、子供が苦労することが多いのが現実だと思えた。
では、親はなぜ考え方が狭く、世間に振り回されるのか? それを考えて行くと「教育システム」に問題があることが分かって来た。以前に書いたが、日本の教育は「優秀なサラリーマンロボット」を育てるためのもの。
与えられたことを確実にやり、逆らわず、余計なことを考えない歯車のような大人を大量に育てることで、企業を飛躍させようというのが目的。その優秀な歯車を選ぶ手段が偏差値であり、大学受験なのだ。
その方法論は成功して、日本は経済大国になった。が、やがてバブルは崩壊。もはや言われたことを確実にするだけのサラリーマンロボットでは、厳しい経済戦争に勝ち抜いていけない。だから、替えの効く歯車は企業が危機的状態になると、無惨に使い捨てられる時代になった。
しかし、日本の教育は未だに「サラリーマン・ロボット」の育生。自分で考えることができる人材が必要とされている時代に、まだ過去の価値観で教育を続けているのだ。それを多くの親たちが気づかず、自分たちの時代と同じように、いい大学に行き、優秀なサラリーマン・ロボットに我が子をなれば、「将来は安泰!」と信じている。だから今も「勉強勉強!」と子供たちにいい、よりよい大学に行かせようとする。
でも、それでは子供たちを幸せにすることはできない。価値観がどんどん変わり、未来が見えない時代に、考えるより暗記を中心とした教育を受けた子供たちでは、自分で考えて、困難を超えて行くことはできないからだ。
そう考えると、親もバカだが、国にも問題があることが分かってくる。が、僕は青春映画ばかり作って来て「政治」は不勉強。そこで、以前から、なぜ、国は時代遅れの「教育」を未だに続けているのか? いつか調べてみようと思っていた。そんなときに311が起こり。日本は大変なことになった。
中でも、よく分からなかったのが、原発事故。直後にテレビを見ていると大きな惨事にはならなかったと思えた。が、いろんな著名人が声を上げ、町角では大々的なデモが行われるようになった。やがて、福島の事故は14万人が未だに避難したままで、何年も収束ができない未曾有の大事件であることが分かって来た。
そこで、仕事とは関係なしに、原発事故を勉強してみた。心の底には高校時代に見た「チャイナ・シンドローム」の記憶。日本では事故は起きない、と言われていて起きた福島の事故。あの映画と同じ背景があるのではないか?というのも関心を持った要因だ。
このあとのことは、このFacebook、「朝日のあたる家」監督日記に何度も詳しく書いてきた。まさに、あっと驚くタメゴロー! こんなことが日本では行われ、様々な大企業がそこに関わり、膨大な利益を得て、政治をも動かしていたことを知り驚愕した。
日本と言う国は一部の人が大儲けするために、多くの庶民に厳しい負担をさせて、或いは犠牲にして成り立っていること。実感した。それは今も続けられる時代遅れの「教育」と同じ背景でもあった。企業や金持ちだけが得をするためのシステム。江戸時代と同じ、一部のサムライのために、多くの農民が苦労して働く。それが日本という国。
ただ、それを気づかれないように巧妙にテレビや新聞を使ってアピールしている。そして今、さらに一部の企業や団体だけが潤い、庶民に苦労をさせようという国作りをしようとしているのが、どこかの党なのである。
といっても、一般の人は「そんなスパイ映画の陰謀論みたいなこと。ある訳ないじゃん!」といわれそうだが、ネットをやっている多くの人はもう気づいている。アメリカだって同じ構図。日本も民主主義になったとはいえ、江戸時代と似たような状態なのだ。
それが分かりづらいなら、日本全体がブラック企業だと思ってもらえればいい。儲かるのはトップだけ、労働者は過労で死ぬまで長時間働かされるのに、安い給料しかもらえない。今、日本という国はそんなブラック企業を超えることをやろうとしている。
では、具体的に説明するとどうなるのか? それを何回かに分けて記事にしていく。親がバカだと、結局、子供を不幸にする。親がまず、賢くならなければならない。
そのためには、自分たちが生活する環境や状況を把握せねばならない。ダマされていることに気づかないといけない。それをまず、知らなければ親子共に不幸になり、「何でこんなことになったの! 私は何も悪くないのに」と後悔することになる。その前に、現実を知ってほしい。次回スタート(つづく)

Posted by 見廻りくま at 06:00│Comments(0)
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