2013年12月23日
「想像力がないんですか?」という映画館主(2)「朝日のあたる家」

なぜ、福島を舞台にしていないか?というと、
福島を舞台にすると、観た人がこう思うからだ。
「福島。大変だったんだなあ。可哀想だなあ....」
これでは意味がない。他人事になってしまう。
だから、ロケ地湖西市。
昔はどこにでもあった美しい日本の原風景のある町。
特別なものはなく。懐かしい景色がたくさんある。
そこを舞台にすれば、
「オレの田舎に似ているなあ。
あそこで原発事故が起きるとこんな風になるんだなあ」
そう感じてもらえる。
他人事ではなく、自分の古里のこととして考えてもらえる。
だが、ある映画館主さん。
映画を観るプロであるはずなのに、それが分かってもらえない人がいた。
「これでは福島のときと同じなんですよ。
新聞やテレビで報道して皆、知っていることばかりですよ。
別の場所を舞台にして、フィクションとして描くのであれば
もう少し違った展開ができるんじゃないですか?
想像力を使うということがあるでしょう?
それがまるでないんですよね。
なので、この映画の上映はお断りします」
(つづく)

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