皆さんで太田隆文監督の映画「朝日のあたる家」を応援しましょう。

2015年02月13日

「考える力」も「想像力」もなくした大人たちが日本を戦争に向かわせる? [ISIL]



Facebookの記事。先日もこんなのを読んだ。

「小沢一郎ってバカだよね。日本政府が中東でやったのは人道支援。だから、あれはイスラム国に対する宣戦布告になんてならない。そんなことも分からないのかなあ」

小沢一郎が「日曜討論」という番組で、安倍首相がエジプトで行なったスピーチ。「イスラム国と戦う周辺諸国を支援する」というあれ、

そのスピーチはイスラム国に対して「宣戦布告」をするのと同じだ。と批判したことを書いているのだが、、、

ネットをやっている人はテレビや新聞が伝えない数多くの情報を得ることが出来るので、リテラシーが高い。なのに、こんな人がいるなんて驚いた。これがもしツイッターで流れている。或いは匿名で書き込まれたコメントであれば、その種のお仕事をしている人だと解釈する。

が、その人はFacebookなので、実名で、職業も記載して、顔写真まで載せている。趣味の欄を見ると、「好きな映画」有名な****という作品を上げている。特殊な思想とか趣味を持つ人ではない。ごく一般的な中年の男性である。にも関わらず、彼の書いた記事。目を疑った。

人道支援として渡した金だとしても、先方が人道支援に使うとは限らない。そんなことは当然ではないか? 僕が仕事する映画界はまさに、そんな世界。スポンサーが製作費として出した金の半分以上を映画製作には使わず、飲み歩くことに使ったり、別のプロジェクトに融通。或いは自社の利益にしてしまう。そんなことは日常茶飯事。

いや、映画の世界だけではない。「福祉に使います」といって値上げした消費税も、結果、企業への税率を下げたことで、足りなくなった分の穴埋めに多くが使われたのも有名な話。企業でも、個人の商店でも、そんなふうに名目とは違う使い方をして問題になること。よく報道される。

まして、その人道支援。イスラム国から見て「あー人道支援か。なら問題ないな」と思う訳ない。テロリストの集団なのだ。それを、その男性は「あれは人道支援だから、宣戦布告にはならない」と小沢一郎を批判。唖然とした。社会人なら、そんなことはいくらでもあること。ご存知のはずなのだが。

しかし、その男性が特別に常識がないとかではないだろう。たぶん、彼の会社内で不正に経費が使われていたりすることも知らない訳ではない。ただ、それがテレビニュースで聞いた話や海外のこととなると、自分の日常を重ねることができず。そんな発言を書いてしまったのだ。

プロ野球をテレビで見ていて「そんな球が打てねえのか!」と怒鳴るオヤジがよくいる。が、そんな球」と思っても、球場でバッターボックスに立てば、「これは打てない」ということを実感するはず。想像力を失っているのだ。毎日、繰り返す平凡な日々。仕事をして、家に帰り、テレビを見て、飯を食う。それがいつ覆されるか?分からないということ。想像できないのだ。

「日本は戦争放棄の国。だから戦争をしない」と思い込んでいる。それが危うくなっているのに、想像できない。こんなブログも見た。「集団的自衛権は戦争には繋がらない。もし、戦争になれば、そのときに反対すればいい!」何という想像力のなさ。戦争が始まれば、太平洋戦争時と同じように、とても反対などできなくなる。それが想像できない。

同じように、「人道支援」と言われれば「これはいいことだ」と思い込み「戦争を始める」ことにはならない。という発想しかできないのだ。大人たちが(特に男性が)想像力をなくし、考える力を失っている。そんな人たちを誘導するのは簡単なこと。そして、そんな人がもの凄くたくさん、いるのではないか?ということ。最近、痛感している。





同じカテゴリー(その他)の記事

Posted by 見廻りくま at 09:01│Comments(0)その他
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「考える力」も「想像力」もなくした大人たちが日本を戦争に向かわせる? [ISIL]
    コメント(0)